BigBossのFX口座には「スタンダード口座」と「プロスプレッド口座」の他に、「プレミア(Premier)口座」というものがあります。
これはMAM運用専用の口座で、BigBossのHPにも公表されていない、いわば特例的な口座です。
ここでは、MAM運用とは何かといった基本的な内容から、BigBossのMAM口座の詳細まで詳しく解説します。
また、BigBossで運用されているMAMの現状や評判、一部口座の実際の損益結果も公開し、「BigBossのMAM運用は儲かるのか」といったリアルな疑問も明らかにします。
BigBossのMAMに興味がある方は参考にしてください。
MAM(マム)とは
MAMとはMulti Account Managerの略で、マネージドアカウントとも呼ばれます。
これはいわゆるコピートレード・ミラートレードのことで、予めファンドマネージャー(運用者)と紐づいた専用口座を開設することで、マネージャーの取引を自分の口座に反映することができる仕組みです。
自分(子口座)の入金額に応じた数量で、運用者(親口座)と同じ取引が自動注文されます。
MAM運用のメリット
EA(自動売買)との違いは、生身のトレーダーが親口座を運用できる点、子口座側の設定が一切必要ない点です。MT4を立ち上げておく必要もないため、VPSも不要です。
逆に、EAと同じく口座自体は自分自身のものなので、HYIPのように資金を持ち逃げされるといったリスクはありません。
MAM運用のデメリット
ただし、一般的にMAM口座は、通常の口座よりもスプレッド が広く、実質的な取引手数料が高いというデメリットもあります。
また、子口座側では注文、運用に関する決定権が一切なく、数量の変更やポジションの手動決済、運用の停止はできません。
運用を停止したい場合は、ポジションを持っていないタイミングで出金するか、ファンドマネージャーに停止を依頼する必要があります。
もしくは、ブローカーに口座の凍結を依頼して無理やり止めるという手段もありますが、いずれにせよ停止までには少し時間がかかるので注意が必要です。
BigBossのプレミア口座
BigBossではMAM運用のためのプレミア口座を提供しています。
口座の基本スペックはスタンダード口座とほとんど変わりませんが、やはりスプレッドは平均して1.0pipsほど広くなります。
ファンドマネージャー
よく勘違いされがちなのですが、BigBossはMAM口座を提供しているだけであって、親口座を運用しているわけではありません。
ファンドマネージャー(運用者)はいくつか存在しますが、全てBigBossとは関係のない外部のトレーダーです。
また、BigBossではファンドマネージャーの情報や取引内容等は一切公開していません。
口座開設方法
プレミア口座を開設するためには、ファンドマネージャー(運用者)に直接申請依頼する必要があります。
BigBossのHPからはプレミア口座を開設することはできません。
また、当サイトでも現在紹介できるファンドマネージャーはありません。
ネットで検索すれば、いくつかファンドマネージャーを紹介している記事が出てきます。
BigBossのMAMは儲かる?
当サイトの管理人自身は、BigBossのプレミア口座を運用したことがないのですが、関係者から2種類のMAMの親口座の閲覧パスを入手することができました。
MAMの名称は伏せますが、損益のみ公開します。
実際の損益結果
MAM ①
MAM ②
これらはどちらも2019年〜2020年にかけての損益結果です。
ご覧の通り、見るに無残な結果です。
MAM運用の現状
BigBossのMAMのファンドマネージャーはいくつか存在しますが、現存で機能しているMAM口座はほとんどないようです。
尚更、利益を出し続けているMAMというのは、私が調べた限りではありませんでした。
まとめ
MAMの仕組み自体はメリットが大きく、非常に有効な運用手段であると言えます。
BigBossでもMAM口座は提供されており、現在でもファンドマネージャーに申請することで開設は可能です。
しかし、取引において信頼できるファンドマネージャーは現在皆無であり、BigBossのMAM口座における利用者はほぼいない状態です。
少なくとも、現状のBigBossのプレミア口座は全くおすすめできません。
もしまた新たなマネージャーの情報があれば、当サイトで共有したいと思います。
また、ご存知の方がおりましたら、情報等ご提供いただけますと幸いです。